立憲民主党の4人
自民党候補者のバラバラ感のあとのせいか、ほぼ共通した政策を掲げておられることに安心しました。
自民党との最大の違いは3つ、経済政策での庶民中心か大企業中心か、安保人権政策での憲法改正か護憲か、エネルギー政策での原発再稼働か再生可能エネルギーへのシフトか、の3点と思います。この3つの点では私は、いずれも立憲民主党に賛同します。
では、立憲民主党の4人ならすべて同じかというと、微妙に違っています。おそらくもっとも違うのは消費税減税かもしれませんが、これまでのところそこは発言がないようです。あとは、政党のイメージや政権交代後の政権の姿でしょうか。
総理や官房長官経験のあるお二人は、国民政党や国民に安心される政権というイメージですが、これでは自民党リベラルとの差はわかりにくいでしょうね。泉さんは、国民民主党との連携や「高い目標は神学になる」と言われましたが、これでは選挙は勝てないでしょうね。野田さんのほうがはっきりと、勝てる共闘と言われておりました。
具体的な政策では、野田さんの「国営農業公社」枝野さんは「家計支援緊急対策」泉さんは「教育費無償化」、そして吉田さんはかなり具体的に「教育無償・大学授業料値上げ反対」「最低賃金1500円と中小企業の社会保険料3年間無料」「消費税減税」と述べておられました。これまでの古い政治と決別する政権を作るのなら、彼女のように明確な主張が必要でしょう。