ワーストランキングで見る自民党総裁候補のトンデモ公約
自民党総裁は、総理大臣になれるポストです。なんと9人もの立候補があります。派閥がなくなった途端に乱立して、まともな政策論争にはならないというのが大方の見方です。NHKを始めマスコミは毎日候補者の動向(政策ではない)を細かく報道し、自民党の盛り上げに必死です。それぞれがバラバラな主張をし、国民には総裁が変われば政治も変わるかのような印象を与えます。これまでも自民党は、支持率が下がるたびに首をすげ替え、疑似政権交代によって国民を騙し続けてきました。役割分担のある集団詐欺ですね。
そうは言っても共通している原理原則はこれまでの歴代自民党政権と同一なので、結論としては、誰がなっても働く階級には悲劇が待っています。
でも、その中でも誰がどんなことを言っているか、またこれまでやってきたのか、を見ることは、面白くない作業ですがみなさんも一度やってみましょう。私は自民党の公開討論会を見ましたので、そこでの話の感想を書きます。
ワーストから並べるとわかりやすい
ワーストランキングの1位は、茂木敏充さん。金まみれ、利権まみれの古いタイプ、全く期待できません。
ワースト2位は、高市早苗さん。昔の日本軍のような精神論だけで日本を賛美する。目標は中央政府から地方政府まで、すべてを自民党が永久独裁できるようにすることだそうです。
ワースト3位は、小泉進次郎さん。お父さんを超える無原則な規制緩和で、竹中平蔵とアメリカ資本が絶賛する弱肉強食の日本を作るそうです。ちなみに香川の三宅伸吾参議院議員はこの方の推薦人になっています。
ワースト4位は、加藤勝信さん。厚生労働大臣のときにやらなかったことを平気で公約に掲げる恥知らずですね。
ワースト5位は、河野太郎さんと小林鷹之さんが同順位。口先だけのデジタル改革で、日本は大混乱させる河野さんと、若いくせに統一教会の教義にどっぷりの保守主義丸出しの小林さん。
ワースト7位は、上川陽子さんと林芳正さんが同順位。共候補者の中では頭の切れる2人で、国際感覚も他の人よりは正常。ただ今の国民の状況を変えられる政策を実行できるかは不明。
ワースト9位は、石破茂さん。軍事オタクで不気味ですが、精神論だけで勇ましいわけではないので、内政面の政策と合わせ、地に足がついた議論ができるかもしれません(期待を込めて)
以上見てきましたが、共通する点もあります。まず、内政面の具体的政策は、これまで自民党が拒否してきたことを恥ずかしげもなく公約にしています。特に政治改革。そして、憲法改正は全員一致です。9条をなくし、戦争をできる国にすること、これは自民党の踏み絵ですね。